あんのよしなしごと

三谷幸喜さんの作品の感想、本の感想、映像作品や音楽の感想などをつづったブログです。

大河ドラマ「おんな城主 直虎」第1回を見ました


「おんな城主 直虎」第1回を見ました。


戦国時代の井伊家の物語、というと、昨年の大河ドラマ「真田丸」第45回「完封」の回で、出来上がった真田丸の上で信繁と高梨内記が二人、敵陣の様子を眺めながらの会話:

内記「あちらにも赤備えがおりますぞ」
信繁「あれは井伊直孝殿じゃ。かの井伊直政殿の次男坊じゃ」
内記「井伊でございますか」
信繁「向こうにも、ここに至るまでの物語があるのだろうな。」
内記「一度・・・聞いてみたいものですなぁ」

 

が思い出され、内記と源次郎(信繁)がどこかで酒を飲みながら、今年の大河ドラマである井伊家の物語を私たちと一緒に楽しく見ているような妄想にかられます。

また、今川義元が出てくれば今川を滅ぼした織田信長を吉田剛太郎さんの姿で思い出したり、
「北条」と聞くと、高嶋政伸さんの北条氏政を思い出したり、
井伊直満が謀反の証拠を突きつけられてぐうの音も出ず討たれてしまったのを見て、きっと草刈正雄さんの真田昌幸であればしらを切りとおして、これしき序の口じゃ、なんて言っていたかもしれないなんて妄想したり。。

同じ戦国時代だからこそ、「真田丸」の世界との重なりを感じてしまい、どこかで「真田丸」の人々が息づいているような気もしてしまいます。

(真田丸ロスが過ぎるでしょうか^^;)

そういう贔屓目(?)を差し引いても、直虎の少女時代を演じる子役さんをはじめ、子役の方たちが大変可愛らしくかつ演技にも引き込まれ、これからも楽しみな初回だったと思います。

※今年は大河ドラマの感想を毎週書くことはないと思います、あしからず・・・

大河ドラマ『真田丸』感想まとめ

三谷幸喜さん脚本の2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』の感想まとめです。

 

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『真田丸』の出演者と三谷作品

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何気なく、NHKの真田丸サイトで登場人物を眺めていたら、本当に多くの役者さんが他の三谷作品にも出演されているなと気づきました。

公式サイト: 登場人物 人物相関図 第1回~ 真田家|NHK大河ドラマ『真田丸』

例えば、真田家では・・・

  • 真田信繁の堺雅人さん →『Vamp show』(2001)、『新選組!』(2004)、『恐れを知らぬ川上音二郎一座』(2007)
  • 真田信幸の大泉洋さん →『ベッジ・パードン』(2011)、『清須会議』(2013)等
  • 真田昌幸の草刈正雄さん →『君となら』(2014)
  • 祖母・とりの草笛光子さん →『ロスト・イン・ヨンカーズ』(2013) 
  • 姉・松の木村佳乃さん →『抜け目のない未亡人』(2014)
  • 松の夫・小山田茂誠の高木渉さん →人形劇『新・三銃士』(2010)、『桜の園』(2012)、人形劇『シャーロックホームズ』(2014)
  • 信繁の幼馴染・きりの長澤まさみさん →『紫式部ダイアリー』(2014)
  • 信幸の妻・こうの長野里美さん →『ロスト・イン・ヨンカーズ』(2013)、『君となら』(2014)
  • 家臣・矢沢三十郎頼幸の迫田孝也さん → 『桜の園』(2012)、『酒と涙とジキルとハイド』(2014)等
  • 家臣・佐助の藤井隆さん → 『桜の園』(2012)、『酒と涙とジキルとハイド』(2014)

※見落としなどありましたらすみません。また『ロスト・イン・ヨンカーズ』と『桜の園』、『新・三銃士』『シャーロックホームズ』は三谷さんオリジナル作品ではありません。

 

特に信幸・信繁兄弟世代の家臣、矢沢三十郎と佐助が共通の舞台作品に2つも出演されていることに、改めてびっくりです。

 

そして個人的に嬉しいのは、西村雅彦さんも室賀正武役で出演とのこと。公式サイトによると、真田家をライバル視し、昌幸暗殺を画策するとのことで、楽しみです。

 

ご参考までに、上記で記載した作品の感想を列挙しておきます。

 

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【感想】「ギャラクシー街道」

【あらすじ】

西暦2265年、宇宙の居住空間「うず潮」と地球を結ぶルート、通称「ギャラクシー街道」の通り道にあるハンバーガーショップ。この店には、地球人だけでなく、様々な宇宙人が立ち寄り、それぞれの時間を過ごしている・・・

”SF好き”の方は、思わずニヤリとされるのではないでしょうか?

「1960年代に作ったSF映画」といった体裁で手作り感満載、どこかノスタルジーを感じます。

また、2001年宇宙の旅、スタートレック、猿の惑星、(60年代じゃないけど)E.T.?

これらの作品を彷彿とさせる要素がありました(私はSF映画に詳しくないのでこれくらいしかわかりませんでしたが、他にもありそうです)。

三谷さんは今回「SF」映画を作るにあたり、過去の様々なSF名作への愛をこめて、これら作品の象徴的なエッセンスを集め、配置していくところから始めたのかなと勝手に想像します。

ストーリーは、ハンバーガーショップに集まる宇宙人たちそれぞれの、とある1日の出来事。

ドラマティックなことはほとんどなく、誰かが成長するとか、感動的な出来事があるとか、課題が解決するとか、そういうことはありません。

大きな山も谷もないかもしれないけれど、道端に咲く雑草の花を見つけてちょっと微笑むような等身大の人生。これはこれでいいよね、と言われているような、ほっこりした気分になりました。

また、関わりのないはずの他人同士が、同じハンバーガーショップに居合わせたことで、ハプニングに力を合わせるシーン。これは、三谷作品の特徴の一つですね。

もともと「感動はない、笑いだけ」という触れ込みでしたので、感動はありませんが、笑いの内容は、かなりシュールです。

三谷さんの「SF名作」へのオマージュに、”平凡で等身大な人々”への愛を織り込んだ作品だなと思いました。

これまでの三谷映画を観ている方へ、エンドロールもきっちり見ると、某俳優さんの役名でニヤリとすると思います。

 

ドラマ「オリエント急行殺人事件」 感想

原作 アガサ・クリスティー
脚本 三谷幸喜

2015年1月11日、12日にフジテレビで放送された2夜連続のドラマです。

下関から東京に向かう特急「東洋」の車内で起きた殺人事件を、ちょうど乗り合わせた名探偵・勝呂が推理によって解決する。

原作を読んだことがなかったので、このドラマを見てから、原作を読みました。

第一夜は、探偵・勝呂の視点。特急に乗り込む直前から、犯人を特定し、犯人に認めさせるところまで。

第二夜は、犯人の視点。なぜ犯人が今回の事件を起こすに至ったか、そして様々な想定外の出来事が起こる中、実際にどのように犯行に及んだのか。

後で原作を読んでわかったのですが、第一夜は細かなところまで原作そのままでした。
舞台を昭和初期の日本に移しているのですが、人物造形や小道具的なものまで全て忠実に再現していたように思います。
人物名も、原作と対応付けられてもじっていましたね。

第一夜に三谷さんの創作部分はなかったといってもいいでしょう。

「三谷さんらしさ」は、第二夜にこそありました。

どうやって、勝呂視点での「第一夜で起こったこと」に結びつくのか、どうやってこのメンバーが集まったのかが興味をひいて飽きさせません。
原作にはその過程の描写はないので、三谷さんのオリジナルなのだと思います。

犯人の側の視点で描くのは、三谷さん脚本で一世を風靡したドラマ「古畑任三郎」の手法ですね。

仲間が一人、また一人と集まっていく様は「忠臣蔵」のようでした。
物語の舞台を、まだ幕末・明治の文化の名残を残すであろう昭和初期の日本に置き換えたことで、登場人物たちが「リアルな敵討ち」という発想に想いを至らせる説得力が増したのかもしれません。

また、野村萬斎さん演じる勝呂を過剰に芝居がかったキャラクターにすることで、見ている側にお芝居としての「忠臣蔵」のような、ファンタジー感を強調していたのかもしれないと思いました。

【原作本】