三谷幸喜作品と本の虫★あんのよしなしごと

大河ドラマ「真田丸」をはじめ、三谷幸喜さんの作品の感想、芥川賞受賞作品を中心とした本の感想、音楽やハンドメイド関連などをつづったブログです。

「蘇える金狼」('99 日本テレビ)

原作:大藪春彦
1999年 毎週土曜日9時~ 日本テレビ系列にて放映

土曜日9時という時間帯なのに大丈夫!?と思うほどのハードボイルドもの。
松田優作主演で映画化されており、このTVドラマ版では主役の朝倉哲也役は香取慎吾さんが演じました。

このドラマを通して感じたこと。「香取慎吾ってすごすぎる!!!」

それまではアイドルグループSMAPの一人、くらいのイメージしかありませんでした。
このドラマを見たきっかけも、たまたま土曜の夜にTVをつけていて、ものすごく格好良い音楽が流れてきたので聞きほれていたらそれがこのドラマのオープニングで、そのまま続けてドラマも見てみたというくらいでしかなかったのです(なので最初の方の回は見ていません)。
・・・ところが、香取さんの演技・・・狂気や、執念や、いろいろなものがごちゃごちゃになったような感情のこもった表情・・・に完全にマイリマシタ。
少しでも触れたら怪我をしそうなくらいに研ぎ澄まされた雰囲気と鍛え上げられた身体と、そして狂気を秘めた表情。
ストーリーそのものよりも(すみません)、毎回香取さんを見るのが楽しみになり、最終回が終わったときは「本当にすごいものを見てしまった」としばらく呆然としてしまった記憶があります。
「役者・香取慎吾」の底知れぬ可能性というのでしょうか、「タダモノでなさ」を見せつけられて、それ以来、香取さんに注目するようになりました。

そしてさらに嬉しかったのは、三谷幸喜氏も、香取さんに注目していたということ。香取さんは翌年2000年には三谷幸喜脚本のドラマ「合言葉は勇気」に主要キャストとして出演していますし、2002年にはやはり三谷幸喜脚本・演出の実験的とも言えるドラマ「HR」に主演しています。そして何よりも三谷氏の香取さんへの信頼を裏付けるともいえる、2004年の三谷幸喜脚本の大河ドラマ新選組!」の近藤勇役。
「金狼」を見て「香取慎吾はすごい!」と思った私の目もそれなりに捨てたものじゃないのかななどと思ったりしております。

惜しむらくはこのドラマ、ビデオ化もDVD化もされていないことです。もう一度見たいものです。