あんのよしなしごと

三谷幸喜さんの作品の感想、本の感想、映像作品や音楽の感想などをつづったブログです。

イ・ムジチ合奏団 演奏会

2005.11.20 フェスティバルホールにて

少人数の弦楽合奏団といえば、イ・ムジチ!
10数年前にその存在を知り、弦楽合奏のCDを買うときにイ・ムジチ演奏のものがあれば迷わずそれを選ぶほどだったのですが、今回初めてイ・ムジチの演奏会に行くことができました。

パッヘルベル:カノン
ボッケリーニ:ドイツ舞曲
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジ-ク K.525より「ロンド」
レスピーギシチリアーナ
パガニーニヴェネツィアの謝肉祭op.10(ヴァイオリン:アントニオ・アンセルミ)
チャイコフスキー:弦楽セレナードop.48より「ワルツ」
作曲者不詳(ナポリ地方伝承):タランテラ物語(編曲:ヴィート・パテルノステル)
ピアソラリベルタンゴ
モンティ:チャールダッシュ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(ヴァイオリン:アントニオ・サルバトーレ)

プログラムはヴィヴァルディの「四季」をメインに耳なじみのよい有名曲が並びました。
イ・ムジチといえばヴィヴァルディの「四季」というのが一般の認識のようなので、四季がメインになるのは良いのですが(四季の春夏秋冬を一気に聴く機会もあまりないですし)、その他の曲については小曲を沢山よりは、もう1,2曲弦楽四重奏をじっくり聴きたかったなぁと思いました。特にアイネ・クライネ・ナハトムジークや、レスピーギリュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲は、是非全曲聴きたかったです。
演奏自体は・・・やや辛口ですが、イ・ムジチは「四季」だけではない!と聴衆に思わせるほどのものではなかったです・・・。本当はもっとすごいのに、それが伝わりきってないような気がして、ちょっと悔しかったです。

ご参考(あんのお気に入りのイ・ムジチのCD(Amazonサイトへのリンク)):

ヴィヴァルディ:協奏曲集「調和の幻想」作品3(全曲) ... 心が落ち着きます。
レスピーギ : リュートのための古風な舞曲とアリア ... ロマンチック。