あんのよしなしごと

三谷幸喜さんの作品の感想、本の感想、映像作品や音楽の感想などをつづったブログです。

初春歌舞伎公演「通し狂言 旭輝黄金鯱」

年明け最初。今年もよろしくお願いいたします。

さて2010年明けて1月3日、国立劇場で初春歌舞伎公演を観に行きました。

実は人生初歌舞伎。4時間近くある(途中休憩が2回あり)ということで、もしかしたら途中で飽きてしまうかも・・・と若干の不安がありましたがなんのその、あっという間に4時間過ぎました。

初日ということで開演前に尾上菊五郎さん、菊之助さんなど出演の方々による樽酒の鏡開き。会場となったロビーには人があふれていました。その後その樽酒がふるまわれ、私も長蛇の列を並び、いただきました。華やかな気分に。

そして開演。大凧に乗った菊五郎さんが3階席から宙吊りで舞台まで降りてきたり、菊之助さんが本物の水(本水)の中を金の鯱と格闘したりと大迫力でしたし、飽きさせないテンポのよさと、なんといっても華やかさがありました。

原作が上方歌舞伎ということもあるのでしょうか、全体的に「笑い」の部分が関西のお笑い(○本新喜劇とか?)っぽい気がしました。歌舞伎ももともとは大衆演劇的なものですし、歌舞伎の「笑いの型」のようなものが現代にも活きているということなのかもしれません。

この日はNHK-BS2の生中継が入っており、帰宅後録画したものを見ましたが、私が今回「こんなこともやるんだ!(笑)」一番驚いた、おおいなる「初笑い」部分は、カットされて(代わりに解説のお話)ました[E:coldsweats01]

生の舞台を観に行った人だけのお楽しみ、なのかもしれませんね。

Kabuki