あんのよしなしごと

三谷幸喜さんの作品の感想、本の感想、映像作品や音楽の感想などをつづったブログです。

人形劇 シャーロックホームズ 第13回 バスカーヴィル君と犬の冒険 後編~「バスカヴィル家の犬」より~

前回に続く後編。

ネタバレ含む感想ですのでご注意を。



とにかく、ワトソン、良かったね!

怖いものを目の前にしても好きな人を守る勇気、危険を顧みず人助けの行動をする勇気が、メアリーの心を動かしました。

一方、ホームズは自分のプライドを傷つけられてアガサにあたり、行動するよりも考えることを優先して人助けをしそこないます。

こういったエピソードからも、ホームズとワトソンはお互いを補い合う良いコンビだということがよくわかりますね。

ホームズの未熟さがどんどん出てきますが、でもそれを反省するところがいいです。
ラスト、アガサに助手になってくれと伝えに行くところの、なんともバツの悪い、照れくさい雰囲気のホームズが愛おしいです。

さて、前回謎のままだったことについてですが、

まさか、「踊る人形」の暗号をホームズが解く前に、アガサが解いてしまうとは!
(暗号はベインズが出したホームズへの挑戦だった)

そして、2度目にモンスタードッグが現れる前に横切った人の影は、ワトソンのことが気になっていたホームズでした。こうやって、密かに友を思いやるホームズもいいです。

モンスタードッグの正体は、メアリーに想いを寄せるがゆえにメアリーの恋の邪魔をする幼馴染、ステイプルトンの仕業でしたが、声を演じた池松壮亮さんの陰気な声のおかげで、不気味なキャラでした。。