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三谷幸喜作品と本の虫★あんのよしなしごと

大河ドラマ「真田丸」をはじめ、三谷幸喜さんの作品の感想、芥川賞受賞作品を中心とした本の感想、音楽やハンドメイド関連などをつづったブログです。

大河ドラマ 真田丸 28回「受難」 感想:秀次の悲劇

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今回は涙なしには見られませんでした。

秀次は出奔した時点できっと覚悟は決めていたのでしょうが・・・。

出奔を知った秀吉が内々のこととして処理し一か月の謹慎で許そうとしていたのに、秀次はもはや豊臣家に自分の居場所はないと思い詰め、自害してしまいました・・・。

自分の器を超えた関白という役割の重圧。少しでも失敗すると秀吉から厳しく叱られ、もし豊臣家に害を与えるほどのことをしてしまえば、命すら危ないという緊張感。

秀吉の叱責が「お前しかいない、頼りにしている」という意味を含んでいたとしても、秀次には全く伝わっていませんでした。

源次郎が秀吉にも秀次にも「自分の気持ちを自分で率直に話すべき」と進言しても、二人ともそれをしませんでした。

それは何故なのでしょうか・・・。

秀次の気持ちはわかるような気がします。

これまで秀吉の期待に応えられるようなことができていない、でも何とか関白として頑張ってやっていこうという思いがある中で、伏見城の普請の件のように、関白として自分がやるべきことを秀吉が自分に相談もせず勝手に行っていたことで、秀次は頑張ろうという気持ちをへし折られたのと同時に、自信も全くなくなってしまったと思うのです。

そういう追い詰め方をする人(追い詰めた当人にはそういう意図はなく、親心からだったとしても)に、自分の素直な気持ちを話せるでしょうか。

一方秀吉は、天下を取ってからはその権威をもって叱責や罰で人を動かす人になりました。
それは武家出身ではない自分が名だたる大名たちを従えるためには権威を使うしかないという負い目、自信のなさから来ているように思えます。

つまりは、秀吉も秀次も、自分に自信がなかった。

それゆえの悲劇であるように思います。

秀次のことが悲しすぎて忘れそうになってしまいましたが、呂宋助左衛門

大河ドラマ「黄金の日日」松本幸四郎さんが演じた呂宋左衛門。真田丸でも同じ役で登場!

源次郎の頼みを聞き入れてくれ、秀次の娘・たかちゃんを救ってくれました。

あれ、「ルソンの壺」って、NHKでテレビ番組なかったでしたっけ・・・?(と思ったら、NHK大阪放送局の番組のようです)

源次郎の周囲の人々

  • 秀次と源三郎の対話は、心がこもっていましたね。もし以前から源三郎が秀次の側で支えていたら、と思わずにいられません。
  • 秀次の娘を救うため、一度に正室・側室を迎えることになった源次郎。秀次の悲劇に涙するきりちゃんに「追い打ちをかけるようだが」と前置きして報告したということは、源次郎、やはり君はきりちゃんの想いをわかっているのだね?
  • 徳川家のスパイとして活動する稲姫 VS 真田家を守るおこうさん。あの温かい真田家でよくここまで心を閉ざせたものですね。おこうさん、頑張れ!