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三谷幸喜作品と本の虫★あんのよしなしごと

大河ドラマ「真田丸」をはじめ、三谷幸喜さんの作品の感想、芥川賞受賞作品を中心とした本の感想、音楽やハンドメイド関連などをつづったブログです。

大河ドラマ 真田丸 36話「勝負」 感想:まさかの関ケ原!三谷さんの真田視点の徹底ぶりが光る

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第二次上田合戦

徳川から上田攻めの先鋒を任された信幸。

信繁は真っ向から真田同士で戦うのを避けるため、戸石城を信幸に明け渡した。
幼いころから信繁を慕い、信繁に仕えてきた矢沢三十郎を信幸側の密通者として信幸側に引き渡すのとともに・・・。

この信繁と三十郎との別れも、やりきれません。

その後の上田城を巡る戦いは、戦巧者の昌幸の本領発揮!じわりじわりと兵糧攻めを狙う本多正信に対し、徳川の陣をランダムに小刻みに襲って敵を怯えさせ、兵糧を奪い、刈田を行って兵糧確保しようとする徳川を邪魔する。

そして雨の日を待ち、徳川本陣の背後にある神川の増水により徳川の退路を断ち、正面から攻め込むと見せかけて、脇から襲い、秀忠の首を取る・・・

「戦はな、源次郎よ。始める前が、肝よ」

昌幸は戦になると本当に冴えわたり、カッコいい!

 

・・・しかし、いよいよという時には徳川の姿はなし。福島正則が岐阜城を攻め落としたことで西国の緊張が高まり、家康は秀忠軍に合流を急ぐよう命じ、上田からは撤退していました。

真田にとっては勝利。

一方、関ケ原では石田三成と徳川家康が陣を張り、まさに戦いが始まろうとしていた・・・

衝撃の結末

その夜、真田は勝利の宴。

そこへ沈痛な表情の佐助が。

関ケ原で石田方と徳川方の合戦になったことを報告。石田方の勝利を疑わない真田の面々はさらに喜ぶ。

しかし佐助の様子からただ事ではないと察した源次郎が

「静かに!!!」

佐助が語ったのは、皆の想像もしていない、徳川の大勝利でした。

・・・え?

真田の皆さんも、徳川の勝利には唖然としたことでしょうが、私も驚きました。

関ケ原の戦いそのものは描かれなかった!!!

確かに真田家の視点では関ケ原の戦いの場にはいなかったので、真田家の皆はこうやって結果だけを知ったのでしょう。

この徹底した真田視点!

結果論で言えば天下分け目の戦いは関ケ原だったのですが、その渦中にいた武将たちにとっては石田VS徳川の戦いはどこで、いつ決着がつくかわからなかった(上杉も長引くと予想していましたね)。

それがわずか、半日あまりの合戦で決着がついてしまうなんて「まさか」という思いだったのではないでしょうか。

今回が関ケ原の戦いだとわかっていたのでいつ三成や大谷刑部の合戦の様子が出てくるかと身構えていたのですが、まさかこういった形で描かれるとは。

三谷さんの「真田家を描く」という徹底ぶりに、改めて舌を巻きました。