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三谷幸喜作品と本の虫★あんのよしなしごと

大河ドラマ「真田丸」をはじめ、三谷幸喜さんの作品の感想、芥川賞受賞作品を中心とした本の感想、音楽やハンドメイド関連などをつづったブログです。

大河ドラマ 真田丸 39話「歳月」 感想:愛する家族との穏やかな日々

三谷幸喜 映画・テレビ 真田丸

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今回は真田ファミリーしか登場しませんでしたね。

戦も政治の争いもない九度山での穏やかな日々は、経済的には苦しくとも信繁たちにささやかな幸せをもたらしていました。

そして昌幸の名残は随所に。昌幸の毛皮は信繁が着てるし、村の人たちに蕎麦を売る時には「あーじーよーしのそーばーめされそーおぉらーへー」

信之と信繁

大名になった信之と蟄居生活の信繁。あまりにも立場の違いがある二人ですが、そこは仲の良い兄弟。

子育ての話から、父親の話になり、信之は、父が信繁の方を愛していたと思い羨んでいて、信繁は、逆に父は信幸を愛していたと思い羨んでいたというのは、それだけ二人とも父を慕っていたということですね。

それにしても、信繁は信之に経済的援助をお願いしたつもりだったのに、信之は食糧不足と思って蕎麦ばかり送ってくる、このちょっとずれたところが信之らしいです。

信繁と大助

信繁は自分の子どもとの接し方がしっくりきていないよう。長男・大助に対してもどう育てたらよいかわからず、内記に守役を託します。昌幸がこの世を去り気落ちしていた内記に役割を与えることもでき、これはよい采配ですね。

でも、囲碁で内記にどうしても勝てずに気落ちしている大助に、囲碁の指南を乞い、わかりやすく説明する大助を褒め、囲碁の手合わせを願う信繁はとてもよい父親と思いました。

信繁ときりちゃん

信繁へのきりちゃんの恋心は過去のものになっていました。そして今は、「菩薩の心」で信繁を支えたいと。
きりちゃん、とうとうそこまで想いを昇華させるところまで行ってしまったのですね・・・。

きりちゃんがもはや自分に想いはないと知った信繁はそれはそれで寂しいとか言って、なんて調子のいい男だとも思いますね。


春ちゃんときりちゃん

(春ちゃんが一方的だっただけですが)まさかの和解!

きりちゃんの「信繁への恋心は過去のもの」宣言で、春ちゃんはようやく心落ち着かせました。
春ちゃんときりちゃんも、おこうさんと稲姫のような信頼し合い主人を支えるコンビになっていくといいですね。

たかちゃんと真田紐

なんと、秀次の娘・たかちゃんがやってきました。商売人になっていたたかちゃんは、かつての呂宋助左衛門ばりに商売上手に。

そしてルソン土産の「サナール」という丈夫な紐を見て、信繁は「真田紐」を発想!
「真田紐」の由来については様々な説があるようですが、チベットのサナール説というのもあるようですね。

形式的にでも信繁の側室であるたかちゃんが、秀吉の責めを逃れるためにルソンに行き、そこで得た「サナール」を信繁に土産に持ち帰り、信繁が「真田紐」を作る。

この因果が繋がっていく感じがたまりません。

平穏な日々が終わりを迎える

真田紐の商売で久々に大きな収入を得た信繁。大ご馳走の宴会に皆は笑顔。それを優しく見つめる信繁。

しかし、そんな日々が終わりを迎えようとしています。

再び、戦場へ。

きっと、信繁の愛すべき家族の皆の様子が描かれるのは、今回が最後のような気がします。

ラストの信繁の家族たちを見つめるまなざしを見ていると、こんなに穏やかで笑顔にあふれていた日々と別れを告げる運命に哀しくなりました。