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三谷幸喜作品と本の虫★あんのよしなしごと

大河ドラマ「真田丸」をはじめ、三谷幸喜さんの作品の感想、芥川賞受賞作品を中心とした本の感想、音楽やハンドメイド関連などをつづったブログです。

大河ドラマ 真田丸 40話「幸村」 感想:源次郎を呼ぶ秀吉の「鈴」

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九度山でつつましくも穏やかに暮らす源次郎。しかしそこへ、元宇喜多秀家家臣、明石全登がやってきた。

会わせたい人がいると連れてこられた場所にいたのは、片桐且元。

巧みに豊臣を追い込む家康

忠誠心はあついものの、秀吉健在の頃から今一つ思慮が足りずに失策も多かった且元。

以前の秀頼との対面時より豊臣を潰すことを考えていた家康は、且元という豊臣の弱点を突き、巧みに豊臣を追い込んでいきました。

有名な「国家安康」「君臣豊楽」の鐘銘事件のいきさつは、片桐さんも軽率な・・・と思ってしまうけれどそれはその後を知っているからこそ言えること。
それよりも家康の狡猾さが際立ちます。家康、嫌な奴だ・・・

受け身の人生からの転換

家康の豊臣攻めに際して、源次郎に豊臣に加勢してほしいという明石、片桐の懇願を断るも、「何も成し遂げてこなかった人生、このままでいいのか」ときりちゃんに指摘される源次郎。(小田原城開城も「なんとか官兵衛」がいたからこそ、という振り返りつき)

秀吉、上杉景勝、石田三成、大谷吉継、北条氏政、宇喜多秀家、千利休、呂宋助左衛門、板部岡江雪斎、出浦昌相、茶々、叔父信伊、父昌幸、兄信幸、母薫、祖母とり、初恋の人うめちゃん・・・

畳みかける回想シーンは、源次郎に影響を与えた様々な人の言葉。

源次郎は彼らの言葉、生き様を改めて受け止め、この時、受け身の人生から転換したのでしょう。

そう考えると、これまでのすべてのシーンがこの時のための伏線であり、今回に集約されていたのですね。

父譲り・大事なことはくじ引きで決める

源次郎が書いた自身とかかわりの深い言葉を息子・大助に一文字ずつ切り刻んで壺に入れさせ、そして大助に一文字選ばせる。それを「幸」と組み合わせて新しい名前とすることに。

「大事なことをくじで決めてしまってよいのでしょうか」という大助のツッコミにデジャブを感じつつ、大助が引いた文字は、源次郎も想定外の(その文字まで壺に入れるとは思わなかった)「九度山村」の「村」でした。

そして、「幸」と「村」で「幸村」。

幸村の「村」は、九度山村の「村」だったのかー!