11月から東京公演が始まる、三谷幸喜さん作・演出の舞台『紫式部ダイアリー』。
『源氏物語』の作者である紫式部と、『枕草子』の作者である清少納言のオンナの戦いがテーマとのこと。
『源氏物語』については漫画『あさきゆめみし』で感動したクチですし、
『枕草子』についてはかの有名な「春はあけぼの~」を暗唱したりもしましたので、比較的なじみはあります。
けれども、それぞれの作者については、二人とも中宮に仕えたのよね、くらいにしか意識がなく何も知らなかったのです。
そこで、二人に関連する作品を読んでみて自分なりの清少納言像、紫式部像、をイメージできるようにしてみようと思い立ちました。
読んだのは『はなとゆめ』(清少納言を主人公とした物語)、『紫式部の欲望』(紫式部の「オンナ」としての側面を考察したエッセイ)、『輝く日の宮』(源氏物語に消失した巻があったのでは?という謎に挑む女性学者の物語)。
フィクションなので、あくまでこれら作品の作者が描く清少納言であり紫式部だということは重々承知したうえで、二人のそれぞれのイメージができてきました。
個人的なイメージとしては、
清少納言は太陽、紫式部は月。
朝ドラ『あまちゃん』で言えば(なんでそれなんだというツッコミはなしで)、
清少納言は「海女のアキちゃん」で、紫式部は「北鉄のユイちゃん」。
三谷さんが取り上げたから興味を持ったに過ぎなかったのですが、なかなか対称的で面白い二人だと思いました。
もう少し、関連作品を読んでみたいと思います。