秀吉がどんどん耄碌してもう源次郎のことがわからなくなってしまい、源次郎切ないね・・・と、しんみりした流れで、秀吉の「真田安房守の息子だな」にはじまる秀吉と源次郎の出会いのシーンの再現!
三谷さん、これはずるいですよ、もう涙が溢れて仕方ないです・・・
元気いっぱいの秀吉、キラキラした大坂城。当時との対比。
秀吉に無茶をさせて床に伏せさせた茶々は本当に怖いとか、
石田三成は加藤清正のことを本当によくわかっているとか、
稲姫がついに徳川のスパイ活動終了宣言したとか、
久々に上杉景勝と直江兼続が登場したとか(そして秀頼のことを頼むと懇願する秀吉を冷たい目で見る兼続が相変わらずとか)、
吉野太夫はやはり徳川のスパイだったとか、
矢沢の大叔父様大往生とか、
見どころは沢山あったのですが、今回はこの秀吉と源次郎の出会い再現シーンが「秀吉と源次郎の関係の終わり」を現しているようで、源次郎にとって人生の節目になったのではないかと思いました。
源次郎にとっての「義」とは何か
秀吉に仕えている身であることからの豊臣家に対する義と、真田を守るという義で板挟みになる源次郎。
大谷刑部から「他人にこう言われたからではなく、自分で正しいと思う道を考えよ」とアドバイスされました。
父・昌幸や、兄・信幸に従うのではなく、真田信繁として判断していく。
これは現代的な考え方なのかもしれませんが、「自分の頭で考える」ことはとても大切ですね。
そして源次郎はこれまで兄に秀吉のことを隠し続けてきたのに、秀吉の容態を正直に話しました。
なぜ正直に話したのか。
その情報が徳川に渡ることも、兄が徳川につく可能性があることもわかっているはずなのに。
そして秀吉の容態を知った兄・信幸は舅である本多忠勝に何を話したのか。
この兄弟の今後がとても気になります。