あんのよしなしごと

三谷幸喜さんの作品の感想、本の感想、映像作品や音楽の感想などをつづったブログです。

「ソーシャルネットワーク」

見てきました。以下、ネタバレ注意です。






IT起業を題材とした人間関係の話。facebookをベースにしてるのが効いていたように思います。

自分は認められて当然という気持ち、劣等感、自己顕示欲、それらのあまり他人をないがしろにし、ひたすら大きくなることだけに集中する。そしてそこに群がる、金儲けしたい人々。

少数の圧倒的勝者と大多数の敗者の現代社会は、努力は報われず紳士はバカを見て、圧倒的能力と人を蹴落とす人間が勝者となる。勝者はそうしていくうちに孤独になる。

誰も幸せになれないのに、世の中はそれを増長する方向に動いてる。。

「マザーウォーター」

先日、気になっていた映画「マザーウォーター」観てきました(ようやく・・・)。

ゆったりした時間の流れが心地よく、映画館からでたあとの風景も違って見えました。

こんな穏やかな気持ちで生活できたらいいだろうなあ。。。

ハツミがセツコとタカコのことを言った、「楽観的刹那主義」っていうのは、私もよくわかります。「今」の積み重ねが未来をつくるという考え方。私のベースもたぶんそうだから。

「のだめ」と「ポニョ」を観ました

最近何かと忙しく、じっくり本を読んだり何かをする時間が取れずに更新も滞っております・・・。

そんななか、先日TVで放映された「崖の上のポニョ」と、観ておきたかった「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」を観ました。(以下、ネタバレあるかもしれませんのでご注意を)

「ポニョ」の方は、エピソード1つ1つが案外さらっと過ぎてしまった印象で、いろいろな断片をつなぎ合わせたモザイク画のような構成の印象を持ちました。

ところどころ、「ん?これは?」とちょっとした疑問符が沸く箇所があり、これは何かの伏線か、どう説明されるんだろうか、と思いながら見ていて、結局説明がないまま終わってしまって、ちょっと腑に落ちない感じもしました。

うーん、これはどう見たらいいんだろう、と思いつつ、ネットで「ポニョ」の感想記事などを見ていると、実はとてつもなく深いらしい。。。哲学の域のようです。

一方「のだめ」の方は、すでに完結した原作も読んでいるので、原作をどう映画化したのかな、という目で見ました。

のだめが苦悩に陥るきっかけが、原作を読んでいない人には少しわかりにくいかな?と思いましたが、「のだめテイスト」を維持するために強調しなかったのかなと思いました。オケシーンはかなり豪華でしたし、笑いどころもあって、とても楽しかったです。

あ、あとのだめ役の上野樹里さんって、変幻自在ですね。さすがと思いました。

新・三銃士 第20回 ~三谷さんのサービス精神

NHK連続人形活劇「新・三銃士」も先週金曜放送の第20話でちょうど半分が終了。

第20話「波乱の舞踏会」は、アンヌ王妃の首飾りは結局見つからぬまま始まってしまった舞踏会で、登場人物が勢ぞろいで首飾りをめぐる攻防を繰り広げました。

舞踏会のセットの華やかなこと!

食べ物の小物もとても凝っていて、おいしそう!

年明け最初の回を、このような華やかな舞踏会、しかもオールキャスト、ドタバタ、に設定したNHK&三谷さんのサービス精神を感じました。

これからシリアス展開になるのかはわかりませんが、「新選組!」の「寺田屋大騒動」の回を思わせる、リフレッシュの回かなと思いました。

さて次回(1/15日)放送は、第1回~第20回の内容を振り返るダイジェスト的な内容とのこと。途中を見逃した方や、これから見てみよう、と言う方は、要チェックです!