翻案・演出 三谷幸喜
出演 浅丘ルリ子 市川しんぺー 神野三鈴 大和田美帆 藤井隆 青木さやか
瀬戸カトリーヌ 高木渉 迫田孝也 阿南健治 藤木孝 江幡高志
森ノ宮ピロティホールにて観劇
以下、ネタバレ注意です。
”チェーホフは「桜の園」を喜劇として書いた”ということで、三谷版は喜劇。
没落していく貴族が、その気高さゆえに没落していく自分たちを止められないさまは、哀しくもあり、どこか滑稽でもある・・・といったところでしょうか。
もしくは、強者と弱者が逆転してしまうことも起きる、ままならぬ世の中(それは現代にも通じる)を「喜劇」としてとらえてみたら、あるいは深刻になりすぎず、状況を俯瞰することができて、次の行動をとれるかもしれない。もしかしたら、三谷さんからのそんな提案・・・?と思うのは、考えすぎですね、はい。
ラネーフスカヤの浅丘ルリ子さんのオーラはすさまじかったです。まさに貴族の気品。
そしてロパーヒンの市川しんぺーさんの熱演が印象に残りました。