あんのよしなしごと

三谷幸喜さんの作品の感想、本の感想、映像作品や音楽の感想などをつづったブログです。

大河ドラマ 真田丸 27回「不信」 感想:秀吉から秀次への、届かぬ想い

大河ドラマ 真田丸27回「不信」の感想。秀次によかれと思い行動する秀吉の想いが通じず、秀次は秀吉をどんどん信じられなくなるという悲しいすれ違い。

大河ドラマ 真田丸 26回「瓜売」 感想:コメディと思わせてホラー

前回が重く悲しい終わりだったのと、予告が明るく楽しそうだったことから今回は箸休め的に「三谷コメディ全開」を予想していました。(そう、12年前の三谷脚本の大河ドラマ『新選組!』第33回の悲痛な山南切腹のあと、第34回はその悲しみをリセットするかの…

大河ドラマ 真田丸 25回「別離」 感想:「公」と「私」の二面性

利休の「業」 商人であり、金で人の心も操る利休の「深い業」。それがために利休は茶を点てる。利休の「業」が点てた茶を飲んだ源次郎は、利休の業を取り込んでいきました。源次郎は、どれだけの人の「業」を背負っていくのでしょう。 (何回目かの)茶々は…

『羊と鋼の森』 宮下奈都

ピアノの調律師という仕事は、なんて素敵なんだろうと思った。 17歳の外村少年に唐突に訪れた、一人の調律師との出会い。高校の体育館にあるなんでもないピアノが調律師の手によって「森の匂い」がする音を出す。そして、調律の様子に心を奪われる。 その音…

大河ドラマ 真田丸 24回「滅亡」 感想:ついに戦国時代が終わった

憑き物が落ちたような北条氏政 源次郎の決死で冷静な説得と、戦況を知った氏政は、ついに降伏を決断。(というか、他の城はほとんど落ちたことは、知らなかったのかしら) その後の氏政は、白塗りの化粧も落として憑き物が落ちたようで、すっきりと、そして…