観終わった第一印象は、「コミュニケーション不足は悲劇を招く」。
秀吉も秀次も、もっとお互いコミュニケーション取らないと!
秀吉は、豊臣家の繁栄のために、秀次にもっと関白としてしっかりして欲しい、忙しい秀次をサポートしたいというそれだけなのに、それを受け取る秀次は、自信のなさから秀吉の取る行動をすべて悪い方にしか考えられなくなっている。
自信たっぷりの秀吉は、そんな秀次の気持ちがわかるはずがなく、秀次を弱いと言って話をしようとはしないし、秀次は嫌われていると思い込んでいる秀吉との関係をさらに悪化させたくないから話をしない。
真田家の信幸・信繁兄弟が不満をちゃんとぶつけ合っているのと対照的。
信幸・信繁兄弟の任官を巡って、秀吉を抑えて秀次が仕切ると申し出た時の嬉しそうな秀吉の顔と、これでいいんだと自信をつけた秀次の姿にこちらも心底嬉しくなったのに、結局秀吉の行動の意図をつかめない秀次は、出奔してしまったようです。。。
ああ、すれ違いの哀しさよ。
いつもは物語に没頭しているのですが、今回はふと、仕事でもコミュニケーション不足で問題がこじれたり大きくなったりすることもあるよなと思わず遠い目に。
状況が良くないときこそ、問題が起こっているときこそ、一番話をしたくない人とちゃんと話をすることが大事だなと、ふと自分も振り返ってしまった回でした。