三谷幸喜作品と本の虫★あんのよしなしごと

大河ドラマ「真田丸」をはじめ、三谷幸喜さんの作品の感想、芥川賞受賞作品を中心とした本の感想、音楽やハンドメイド関連などをつづったブログです。

大河ドラマ 真田丸 第6回 感想:迷走からの覚醒

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【あらすじ】
本能寺の変から二日。
日本中に信長の死という衝撃的な知らせが伝わっていく。
信繁たちは明智の兵に占拠された安土を脱出しようとしていた。
(大河ドラマ「真田丸」第6回冒頭より)


姉・松を救えず自信をなくした信繁

安土から松を救い出そうとした信繁ですが、明智の兵に囲まれてしまい逃げ切れなくなった松は崖から身を投げてしまった。

姉を救えなかった信繁はすっかり自信をなくし、長男を才覚で助けることもできない次男坊は存在価値がないと落ち込みます。

信繁クン、兄より才覚があると思ってたんですね(^^;)

そして信繁をめぐる梅ちゃんvsきりちゃんの三角関係は梅ちゃんの圧勝ですね。きりちゃん不器用すぎます。

肩入れした人がことごとく運を逃し、自信をなくした昌幸

織田の家臣・滝川一益の支配下にある信濃。
しかし織田の弱体化を見た北条が上野や信濃を狙っており、このまま滝川に従うか、北条に従うかの判断を迫られる。

もはやどう考えていいかわからない昌幸は、信幸が言う筋論に従って滝川に従い、滝川が明智光秀を討ち、天下人に近づいてくれることに賭けた。

・・・が、明智光秀は羽柴秀吉に討たれ、滝川の芽はなくなった。(歴史的には重要な出来事なのに、結局秀吉は伝聞でしか登場せず。真田からは遠い出来事だったということがよくわかります)

それを知った昌幸は「自分が肩入れした人はことごとく運を逃す。自分は疫病神か」とすっかり自信をなくしてしまった。

どんな知将でも策略家でも、あらゆる情報を知っているわけではないし、人間の行動を読み切れるものでもない。

だからこそ、「運」が味方するかどうかも大事かもしれない。

昌幸のこの不運と、前回の伊賀越えで奇跡の帰還を果たした徳川家康の幸運は、後の関ケ原の戦いの結果を暗示しているかのようです。
(という風に三谷さんが積み上げていっているのかなと思います)

後々効いてきそうな出浦昌相の言葉

安土から戻る途中で信繁が出会った出浦昌相の言葉。

「素波は目先の損得では動かぬ。一度家臣と決めたからには最後まで尽くすのが我らの流儀」
「乱世なればこそ、我らの流儀に値打ちが出る」
「素波が死ぬときは信用を失った時」

これは、その時々で誰に仕えるかを次々と変えていく昌幸とはある意味真逆。
昌幸のやり方が馴染んでいる信繁には新鮮な驚きだったことでしょう。

信繁の行動指針にどう取り込まれていくのでしょうか。

(信幸も同じことを言っているのに言葉の重みがなくて説得力がないのが残念・・・)

信繁の言葉に「信濃の価値」に気づいた昌幸

信繁の「たとえ領主が変わってもこの信濃の景色が変わるわけではない。信濃は日本の中心。信濃に生まれたことを誇りに思う」という言葉に、昌幸は信濃の重要さに気づく。

「この信濃(という資源)を使って、やつら(大名たち)を操ってみせる」
「息子たちよ、どんな手を使ってもわしは真田を、この地を守り抜いてみせる。大博打の始まりよ!」

再び生き生きとした昌幸。

背後でポカンとした信幸。大きく頷く信繁。

こういう細かい演出でも、昌幸・信繁と、信幸という対比できていて、犬伏の別れにつながっていくのでしょうね。。。

 

今回の面白ポイント(箇条書きのみで失礼!)

  • やはり曲者、北条!
  • もはやお決まり西村雅彦さんの「黙れ小童!」
  • そしてほのぼの徳川勢