8/17放送の「爆笑問題のニッポンの教養」は、『表現力!爆笑問題×東京藝術大学』というスペシャル。以前にも、東京藝大の宮田学長の回があり、とても面白かったので、今回も楽しみでした。
爆笑問題は「漫才」、藝大の人々は「芸術(音楽や美術など)」というジャンルの違いはあるけれど、「表現する」というところでは同じ、でも表現するものの「伝え方」に対するスタンスが様々で、面白かったです。
「誰も見てない、聴いてないところで表現したって意味ないじゃん」
という、爆笑問題太田さんの根本的な立脚点。より多くの人に自分たちの漫才を見てもらうためには、根本的な守るべきモノさえ自分の中に保っていれば、プライドが傷つくような仕事も、本意ではなく妥協させられる仕事もやってきたと言います。
「パイプオルガンは実際に聴いた人は皆素晴らしいっていうけれど、その素晴らしさを知ってもらうためにコンサートホールに来てもらうことが難しい」
と悩む東京藝大の学生さん。
「今、人の目に触れなくても、後世の人の目に触れて、その人の人生が変わるかもしれない」と言う学生さんもいました。
自分の中から湧き出てくるものを、何らかの形で表現して、誰かの心を動かしたい。
その夢をいざ実現しようとする時には、どう表現するかだけではなく、どう伝えるかまで踏み込まないといけない。そして、伝え方は色々ある。
悩みながら、自分の芸術、表現に真剣に取り組んでいる学生さんたちの姿に、元気をもらいました。
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