あんのよしなしごと

三谷幸喜さんの作品の感想、本の感想、映像作品や音楽の感想などをつづったブログです。

舞台出身ならでは!三谷幸喜監督の映画おすすめ3作品

三谷幸喜さんが監督した映画作品の中からおすすめの3作品を紹介。舞台脚本家ならではの手法が多く取り入れられているように思います。ザ・マジックアワー、清須会議、ラヂオの時間。

フェルディナント・ホドラー展 @ 国立西洋美術館

国立西洋美術館で開催されている、 日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナント・ホドラー展 を観てきました。 ホドラーという名前を聞いたことがなかったのですが、スイスを代表する画家ということで後学のために・・・と思ったのがきっかけです。 …

清少納言と紫式部

11月から東京公演が始まる、三谷幸喜さん作・演出の舞台『紫式部ダイアリー』。 『源氏物語』の作者である紫式部と、『枕草子』の作者である清少納言のオンナの戦いがテーマとのこと。 『源氏物語』については漫画『あさきゆめみし』で感動したクチですし、…

『輝く日の宮』丸谷 才一

源氏物語には、もともと「輝く日の宮」という巻があり、それが何らかの理由で削除されたという説があるようです。 主人公である国文学者・安佐子が、失われた巻の謎解きに挑みます。 ―という小説だと思って読み始めたのだけど、最初は源氏物語とは全く関係な…

『はなとゆめ』 冲方 丁

某少女漫画雑誌!?と見まごうタイトルですが、清少納言が内裏にあがり、かの有名な枕草子を書くに至った日々を描いた物語。 Kindle版では挿絵あり版となし版がありましたが、挿絵が効いているので挿絵あり版で正解でした。 清少納言が仕えた中宮定子がたい…

今後の三谷幸喜作品メモ

今後の三谷幸喜作品について、覚書を兼ねて把握しているものをまとめておきます。 ◆テレビ シャーロックホームズ http://www.nhk.or.jp/sh15/ いよいよ、本放送スタートです。 10月12日から 毎週日曜日 午後5時30分 Eテレ 10月5日(日)は「シャーロックホ…

「君となら」(2014年版)感想

三谷幸喜さん作・演出の舞台「君となら」(2014年版)の感想。出演は竹内結子さん、草刈正雄さん他。1995年初演。父親よりも年上の恋人が家を訪ねてくることになり・・・

楽しみ、『君となら』

いよいよ、2014/8/9(土)から始まる、三谷幸喜作・演出の舞台『君となら』。 1995年の初演をTV放送で見て、演劇を見て笑いが口をついて出てしまうなんてことがあるんだ!とすっかり虜になってしまった作品の再演。 初見の方は、ぜひ ・嘘をごまかすためにさ…

「抜目のない未亡人」感想

三谷幸喜さんが上演台本と演出を手掛けた、カルロ・ゴルドーニ原作の舞台「抜目のない未亡人」の感想。出演は大竹しのぶさん、岡本健一さん、木村佳乃さん他。元大女優・ロザーウラ(大竹しのぶさん)が未亡人になったことを機に女優復帰しようと、国際映画祭…

2016年大河ドラマ 主演は堺雅人さん

今日はこんなニュースが! 堺雅人さんが真田信繁(幸村)役に決定!大河ドラマ『真田丸』(リンクはNHKサイト) この『真田丸』、脚本は既報の通り三谷幸喜さんです。 かつて、三谷さん脚本の2004年の大河ドラマ『新選組!』で山南敬助役を演じた堺さん。 第…

三谷幸喜さんと平井堅さんの意外な関係?

先日のフジテレビ「僕らの音楽」で平井堅さんの特集がされていて、過去出演回での三谷幸喜さんとの対談、コラボの様子が流れました。 平井堅さんと三谷さんが直接会って交流するようになったのは、この番組がきっかけのようですが、このお二人と言えば! 199…

「酒と涙とジキルとハイド」感想

三谷幸喜さん作・演出のの舞台「酒と涙とジキルとハイド」の感想。出演は片岡愛之助さん、優香さん、藤井隆さん、迫田孝也さん。有名なジキルとハイドの設定をモチーフに、三谷コメディが冴えわたる。爆笑に次ぐ爆笑!

2016年の大河ドラマは真田幸村×三谷幸喜

2016年のNHK大河ドラマは、三谷幸喜脚本の『真田丸』に決定したというニュースが! 真田幸村×三谷幸喜!2016年大河ドラマ「真田丸」制作決定!http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/187554.html 三谷さんは2004年の『新選組!』につづき2度目の大河ド…

シャーロック・ホームズ 「ボヘミアの醜聞」 三谷版人形劇とグラナダTV版の比較

三谷幸喜版の人形劇「シャーロック・ホームズ」については、以前三谷幸喜×学園ミステリー『シャーロック・ホームズ』 3話を見て のエントリで触れた際に、原作を知っていたらもっと楽しめるのでは・・・と書きました。 そこで、(原作そのものじゃないけれど)…

『電化文学列伝』 長嶋有

電化文学列伝 (講談社文庫) 作者: 長嶋有 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/11/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 家電が文学の中でどう使われているかを熱く語る! 長嶋さんは「芥川賞作家」という文豪めいた印象からは想像できな…

三谷幸喜×学園ミステリー『シャーロック・ホームズ』 3話を見て

三谷幸喜×学園ミステリー『シャーロック・ホームズ』とは・・・ 三谷幸喜が自ら愛してやまないイギリスの古典、『シャーロック・ホームズ』を、痛快ミステリー学園ドラマとして斬新に脚本化。物語を通して、少年ホームズとワトソンの友情と成長の軌跡を描き…

【芥川賞】津村記久子『ポトスライムの舟』

ポトスライムの舟 (講談社文庫) 作者: 津村記久子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/04/15 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 19回 この商品を含むブログ (37件) を見る 第140回(2009年)芥川賞受賞作品 ★★☆ 時々、ふと「何のために仕事をしてるんだ…

三谷幸喜×学園ミステリー『シャーロック・ホームズ』放送決定

三谷幸喜さんが『シャーロック・ホームズ』を学園ミステリーに脚色した人形劇。 三谷さんの人形劇は、『新・三銃士』以来ですね。 声優陣は、山寺宏一さん、高木渉さん、堀内敬子さん、ゲスト声優として妻夫木聡さん、宮沢りえさん、中村梅雀さんだそうです…

『ピエタ』大島 真寿美 著 感想

ピエタ (ポプラ文庫 日本文学) 作者: 大島真寿美 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2014/02/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 2012年の本屋大賞3位。 ヴェネチアにある、孤児を育てる慈善院、ピエタ。『四季』などで知られる作曲家ヴィヴァル…

【芥川賞】石川達三 『蒼氓』

蒼氓 (新潮文庫) 作者: 石川達三 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1951/12 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (14件) を見る 第1回(1935年)芥川賞受賞作品 ★★ 『蒼氓』は三部作で、芥川賞受賞作は、その第一部。今回読んだの…

「大空港2013」感想

脚本・演出 三谷幸喜出演 竹内結子 生瀬勝久 戸田恵梨香 池松壮亮 梶原善 青木さやか 石橋杏奈 綾田俊樹 甲本雅裕 神野三鈴 オダギリジョー 香川照之 WOWOW放送 「Short Cut」につづく、完全1シーン1カットのドラマ。 【あらすじ】飛行機が天候不良によ…

「君となら」再演!

何気なくネットを見ていたら、、、 なんと、あの「君となら」が再演されるとのこと! 主演は竹内結子さん。他のキャストの方々は下記のパルコ劇場のサイトから確認できます。 ・・・草刈正雄さんが出演とは! おそらく、初演をご覧になった方はニヤリとされ…

『三谷幸喜 創作を語る』三谷幸喜 松野大介 著 感想

三谷幸喜 創作を語る 作者: 三谷幸喜,松野大介 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/11/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る 『三谷幸喜 創作を語る』三谷幸喜 松野大介 著 三谷さんが過去の作品を振り返った本には、1…

「ロスト・イン・ヨンカーズ」感想

上演台本と演出を三谷幸喜さんが手がけ、ニール・サイモン原作の舞台「ロスト・イン・ヨンカーズ」の感想。出演は草笛光子さん、中谷美紀さん他。厳格な母親(草笛光子さん)に育てられた子どもたち。親離れ、子離れの物語と言っていいのかもしれない。

「ホロヴィッツとの対話」感想

三谷幸喜さん作・演出の舞台「ホロヴィッツとの対話」感想。出演は渡辺謙さん、段田安則さん、和久井映見さん、高泉淳子さん。調律師フランツ・モア(渡辺謙さん)は、ある晩に自宅に巨匠ピアニスト、ホロヴィッツ(段田安則さん)夫妻を招くことに。その晩に…

三谷版「桜の園」感想

翻案・演出を三谷幸喜さんが手がけた舞台「桜の園」の感想。出演は浅丘ルリ子さん他。悲劇的に描かれることが多いチェーホフの「桜の園」だが、チェーホフ自身はこの作品を喜劇として描いた、ということで、三谷版は喜劇になっています。没落していく貴族が…

三谷文楽「其礼成心中」感想

三谷幸喜さん作・演出の文楽「其礼成心中」感想。三谷さんが文楽に挑戦。文楽初心者にも大変わかりやすく、見応えがあります。

『小澤征爾さんと、音楽について話をする』 小澤征爾 村上春樹

小澤征爾さんと、音楽について話をする (新潮文庫) 作者: 小澤征爾,村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/06/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (17件) を見る 内容はタイトルそのまま。小澤征爾さんと村上春樹さんが音楽について話をしてい…

「90ミニッツ」感想

三谷幸喜さん作・演出の舞台「90ミニッツ」感想。出演は西村雅彦さん、近藤芳正さんという、名作「笑の大学」コンビの二人芝居。笑いは一切なしの超シリアスな内容。

『ぼくは落ち着きがない』 長嶋有

ぼくは落ち着きがない (光文社文庫) 作者: 長嶋有 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2011/05/12 メディア: 文庫 クリック: 18回 この商品を含むブログ (25件) を見る 中学生高校生くらいの、人とのかかわりがなんとなくぎこちなくて、演じている感じが、わか…